木材にレーザー刻印するとどうなる?バットから看板まで、実際の事例で紹介

天然木の板に店名ロゴをレーザーで焼き入れた看板
レーザー加工というと金属のイメージが強いかもしれませんが、実は木材との相性もかなり良い素材です。レーザーの熱で木の表面を焦がすことで、塗料を使わずに文字やイラストを刻むことができます。
Ichisでは、木製バットへの名入れや、飲食店向けの木製看板など、さまざまな木材製品へのレーザー刻印を手がけてきました。今回は、実際に制作した事例をもとに、木材レーザー刻印の特徴や仕上がりについてお伝えします。
木材レーザー刻印の仕上がり
木にレーザーを当てると、表面が焦げて茶褐色〜黒色の刻印になります。インクや塗料ではなく「焼き」なので、擦れて消えることがありません。木目の中に刻印が溶け込むような仕上がりになるのが特徴です。
ただし、木の種類によって仕上がりは変わります。
- メイプル・ブナなどの広葉樹:木目が詰まっていて表面が滑らか。刻印のエッジがシャープに出やすく、細かい文字やロゴの再現に向いています。
- 杉・檜などの針葉樹:木目が粗く、年輪の硬い部分と柔らかい部分でレーザーの入り方が変わります。味のある仕上がりになりますが、細かいデザインには不向きな場合も。
- 合板・MDF:均一な素材なので仕上がりが安定します。コスト重視の場合に選ばれることが多い素材です。
「木の刻印は、同じデータでも1点ずつ表情が違うのが面白いところです。木目の出方で雰囲気が変わるので、素材選びの段階からお客様と相談することが多いですね。天然素材ならではの良さだと思います。」
── Ichis 西出
事例1:木製バットへのチーム名・選手名刻印

メイプル×ポプラ材のファンゴバットにチーム名・選手名をレーザー刻印
野球チームからのご依頼で、ファンゴバット(ノック用バット)にチーム名と選手名を刻印しました。
バットのような円筒形の素材にもレーザー刻印は可能です。この事例では、メイプルとポプラの複合材バットに、英字のチーム名・学校名・選手名をまとめて刻印しています。
木材の色に対してレーザーの焼き色がしっかりコントラストを出しているので、遠目にも読みやすい仕上がりになりました。
事例2:飲食店向け木製看板
飲食店のオーナー様からのご依頼で、店名ロゴを木製看板に仕上げた事例です。
天然木の一枚板に、筆文字のロゴデザインをレーザーで焼き入れています。面積の広い塗りつぶしデザインでも、レーザーなら均一に仕上がります。看板サイズ(約30cm角)の大きなエリアでも、1枚あたり数時間で加工が完了します。
彫刻ではなく焼き加工なので、表面の凹凸はほとんどありません。壁掛けにも卓上にも使えるフラットな仕上がりです。
木材レーザー刻印の価格感
Ichisの木材レーザー刻印は、以下のような価格構成になっています。
| 項目 | 参考価格(税込) |
|---|---|
| 版代(機械セットアップ費) | 5,500円 |
| デザインデータ作成代 | 2,500円 / 1デザイン |
| 刻印単価(片面) | 1,500円〜 / 1点 |
| 送料 | 500円 |
※ Adobe Illustratorの完成データ(.ai形式)をお持ちの場合、デザインデータ作成代は不要です。
※ サイズ・素材・デザインの複雑さによって刻印単価は変動します。まずはお気軽にお問い合わせください。
木材への刻印で気をつけること
- 塗装済みの木材:表面のコーティングによってはレーザーが通りにくく、仕上がりにムラが出ることがあります。無塗装の状態でお預けいただくのがベストです。
- 含水率:乾燥が不十分な木は煙が多く出て、周囲が変色する場合があります。十分に乾燥させた木材を推奨しています。
- サイズの制約:加工機に入るサイズに上限があります(概ね300mm×300mm程度)。大きな素材は事前にご相談ください。
木材×レーザーに向いている用途
- 飲食店・バーの看板やメニューボード
- スポーツチームの記念品(バット・盾・トロフィー台座)
- 結婚式のウェルカムボード
- 企業ノベルティ(木製コースター・名刺入れ)
- ギフト用の名入れアイテム(万年筆ケース・フォトフレーム)
木の温かみとレーザーの精密さを組み合わせることで、印刷やシール貼りとは一線を画す仕上がりが実現できます。
木材へのレーザー刻印に興味をお持ちの方は、素材やデザインのご相談だけでもお気軽にどうぞ。
レーザー加工全般については「レーザー加工で作れるもの」、法人・大量ロットのご依頼は「法人向けノベルティ・OEM製作」もご覧ください。